カジノとパチンコの論理学 2010年9月民主党代表選挙とカジノ法案、パチンコ法案

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2010年9月民主党代表選挙とカジノ法案、パチンコ法案

民主党代表選挙において小沢一郎前幹事長が立候補することを表明し、菅直人首相と小沢氏との一騎打ちの構図となりました。
今回はこの民主党代表選挙後にカジノ、パチンコ法案がどのように推移していくか、当ブログとしての予測を立ててみます。
また、最近両法案についていくつか大きな動きも見られたため、詳細は別の記事で扱う予定ですがこちらでも簡単に取り上げます。
今後の見通しについては、前回、前々回でこちらのブログに掲載した参院選終了時の予測記事から期間があまり開いていないため、それらの記事と重複する内容は省いていますので合わせてご参照ください。
2010年参院選後のカジノ法案・パチンコ法案12010年参院選後のカジノ法案・パチンコ法案2

まず、最近の動静について。

カジノについては、2010年8月5日の「国際観光産業振興議員連盟」(超党派カジノ議連)の会合で「特定複合観光施設区域整備法案」(カジノ法案)の会長私案が発表されました。
これは、PI(パブリック・インボルブメント)の前段階として報道関係者や誘致関連団体に法案のたたき台を示し、意見を集約する狙いがあります。
(※「PI」とは法案や計画案の策定手続きの完了前にたたき台を示し、国民の声を取り入れる手法)
今後調整を経て近く一般に向けてカジノ議連としての正式な法案として発表する模様ですが、まだマスコミの報道は限定的なものにとどまっています。

一方のパチンコについては、超党派カジノ議連で反対論があるため、民主党の「娯楽産業健全育成研究会」(娯楽研)内部で「遊技業に関する法律案」(パチンコ法案)の検討が進められています。
こちらはカジノ法案とは対照的に法案策定手続き・法案内容共に大変稚拙で野党各党の合意もなく、政治主導を名目に民主党が単独で強引に進めようとしています。
現在までに一般に内容を公開してこなかったことも裏目に出て、この法案が一般向けに報道されるとパチンコ業界の抱える社会問題に対して世論の注目が集まる契機となる可能性があります。

ギャンブル依存症について良書が発売されました。
帚木蓬生氏「やめられない ギャンブル地獄からの生還」という本で、著者の帚木氏は医学の専門誌にもギャンブル依存症の論文を寄せる精神科医の方です。
数百人のパチンコ依存症患者を診てきた医師で、また数多くの文学賞を受賞してきた作家でもあるため、症例集として書かれた患者の手記を読むだけでこの病気の悲惨さが手に取るように分かります。
私はギャンブル依存症についての本や論文を数多く読んできましたが、今回の本も、04年に帚木氏が書いた「ギャンブル依存とたたかう」の本も依存症を理解するうえで最良のものです。
有名作家の新刊ということで大型書店で山積みになっており、多くの書店にも置いてあると思います。
このブログをご覧になっている方には是非読んで頂きたい一冊です。


本題のカジノ法案・パチンコ法案の予測について。

詳しくは上記の記事を参照して頂くとして、ここでは小沢・菅両氏にも触れて簡単に述べてみます。

まずカジノ法案について、代表選に負けた陣営が党を割る、あるいは総選挙に打って出るなど大きな混乱がなければ法案の策定手続きは進められることになるでしょう。
小沢氏については鳩山政権下の幹事長として自ら法案にゴーサインを出し、菅氏は未知数な部分もありますが8月の会長私案発表にあたってネックにはなっていない模様です。
どちらが代表選で当選しても政局に大きな動きがなければ、カジノ法案は進められることになるでしょう。


パチンコ法案については、小沢氏が代表に就任した方が進められる可能性が強くなるとみられます。
娯楽研幹部には小沢氏を支える一新会会長の鈴木克昌氏、新生党時代からの側近である山田正彦農相ら大物議員が名を連ね、元一新会事務局長でマルチ問題で離党した前田雄吉氏もかつて娯楽研事務局次長として参加していました。
一時小沢氏の代理として代表選候補者として取りざたされた海江田万里氏は元々娯楽研初代会長の石井一氏に大変近い議員で、娯楽研幹部の一人です。
小沢氏自身も民主党代表時代に自ら民団の要請を受けて、その1週間後に換金合法化を視野に入れた娯楽PTを発足させています。
また野党との連立政権が樹立されると、政権が安定することで与党第一党の民主党の発言力が増大するためパチンコ法案についても成立の可能性が高まります。

一方の菅氏陣営では、石井一氏が最近小沢陣営から移った模様ですが他はあまりパチンコ関連で目立った議員はいない模様です。
石井氏も小沢幹事長下で選挙対策委員長を務めるなど長年小沢氏の側近であった議員であるため、菅氏が続投した場合も影響力はそれほど大きくないと見られます。
また、現状野党各党は菅政権との連立を否定して政権が不安定なため民主党の発言力が低く、民主党単独でのパチンコ法案の国会通過は難しい状態です。

パチンコ法案についてはどちらも法案の阻害要因とはなり得ませんが、人事や野党との連立を考慮すると小沢氏が代表に就任した場合の方が進められる可能性が高いといえます。


以上を踏まえ、今回の民主党代表選挙後のカジノ法案、パチンコ法案についてまとめます。

・カジノ法案について、菅氏・小沢氏のどちらが当選しても進捗に大差はないでしょう。
・パチンコ法案について、菅氏が続投しても進捗に影響はありませんが、小沢氏が就任した場合は法案成立の可能性が高まります。


当ブログでは、今後もカジノ法案とパチンコ法案について注目していきます。
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