カジノとパチンコの論理学 鳩山邦夫氏の自民党離党がカジノ議連に与える影響1

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鳩山邦夫氏の自民党離党がカジノ議連に与える影響1

昨日10年3月15日、鳩山邦夫衆議院議員が自民党を離党しました。
鳩山氏は自民党の「国際観光産業としてのカジノを考える議員連盟」(カジノ議連)の会長を務めていました。
今回と次回の記事で、鳩山氏の離党がカジノ議連に与える影響について論じます。

カジノ議連の会長は05年の郵政選挙までは野田聖子氏が務めていましたが、野田氏が離党したため暫く空席になっていました。
鳩山氏は議連発足当初から顧問として名を連ねていましたが、この間に暫定的に会長職に就くこととなり、07年になって正式に会長に就任しました。

以来、鳩山氏はカジノ議連の会長として活動してきましたが、今回の鳩山氏の離党がカジノ議連の活動に与える影響について、当ブログは限定的であると見ています。
理由は主に2点で、以下のとおりです。

第一に、会長職がカジノ議連内部においては名誉職に近く、中心的な役割を担っていなかったことが挙げられます。
カジノ議連の中心メンバーは現在の衆院で4期から6期位の中堅議員が多く、その中で議連発足当初には将来の日本初の女性首相候補としても名前が挙がっていた野田氏が初代会長を務めることになりました。
野田氏の役割としてはマスコミ対応などでカジノ議連の話題を高めることが中心で、内部の議論の取りまとめなど議連の根幹の部分は当時の事務局長であった岩屋毅氏が担いました。
会長職の軽重は如実に表れており、上にも示しましたが野田氏が離脱した後も、会長ポストが空席のままで議論が進められた期間が長く続きました。
また、自民党政権下の議員連盟では、自民党議員が大臣や副大臣など政府の要職を務める場合は政務が多忙になるため、議連の要職を辞退することが慣例になっていました。
しかし、鳩山氏は会長就任半年後の安倍改造内閣から麻生内閣にかけて法務大臣と総務大臣を歴任しましたが、この間もカジノ議連の会長に留まっており、会長職の負担が比較的重くなかったと見るべきでしょう。

第二に、自民党内のカジノ合法化の議論の進展に伴って、カジノ議連の役割が低下したことです。
06年に自民党内に「カジノ・エンターテインメント検討小委員会」(カジノ委員会)が発足し、これ以降は議論の場は委員会に移り、相対的に議連の役割が低下することになりました。
この小委は自民党の政務調査会の観光特別委員会の内部に位置づけられたもので、自民党議員有志集まりであるのカジノ議連とは異なり党の正式機関として設置されました。
小委での決定事項が観光特別委員会、政務調査会まで上程され、政調審議会の議決を経て総務会で機関決定されると、自民党としての正式な決定とされます。

以上に述べたように、当ブログは鳩山氏の離党のカジノへの影響は限定的であると見ていますが、全く無いとは考えておりません。
次回は、影響があると思われる部分について取り上げます。
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